【お知らせ】神山調査研究プロジェクトの展示会を行います。

お知らせです。

石川初研究室が徳島県神山町で3年間行ってきた調査の振り返り展示会「神山ひとまわり」を8/18(日)から25(日)までの間、神山町バレー・サテライトオフィス・コンプレックスにて行います。

徳島県神山町での開催となりますが、ぜひお越しください!

詳細は下記をご覧ください。

8月18日(日)から25日(日)まで、徳島県神山町で慶應SFC石川初研究室の神山調査研究プロジェクトのふりかえり展示会「神山ひとまわり」を行ないます。会場は神山町バレー・サテライトオフィス・コンプレックス。神山プロジェクト3年間の軌跡をまる…

石川 初さんの投稿 2019年6月27日木曜日

2019年度 春学期研究会第10回

2019年度 春学期第10回の研究会が行われました。

 

・新規生課題「SFCマップ」進捗報告

しん-「筋トレマップ」

実際に学校内での筋トレを行い、チンニング(ぶら下がる系)のトレーニングを行う環境が整っている・持ち上げられる重量の素材が多い、などの気づきを得たそうです。

 

ひかる-「停まる、通過する」

今まで通り、自分のログを様々な手段で撮り続けているのに加え、その時の感情も記録するように。停まる、という分類の細分化も行いました。フィードバックでは、[停まる]と[通過する]は分類できるものではなくグラデーションなのではないかという指摘もありました。

 

ゆり-「キャンパスと自分の服」

マンションのエレベーターにある全身鏡で毎日自分の服を記録しました。記録を続ける中で、渋谷に行く時の服と木曜日に学校に行く服装とがリンクしていることに気づいたそうです。そこから何かが見いだせそうです。

 

りな-「高さマップ」

自分の上下移動を縦軸に、経過時間を横軸に記載したダイアグラムを数種類作ってきました。フィードバックでは、どこで高さの基準を取っているか不透明、授業内と言っても1cmも上下していないわけではない、などの意見が上がりました。今後はヒールの高さなど、細部にまでこだわって考えて行くそうです。

 

なの-「SFCの色マップ」

SFC諭吉像付近のピンク色の花に注目してなのなりのイメージで名前づけを行いました。[通学途中のすずらんホワイト]など、個人的な思い出とリンクさせて名前をつけていました。今後は実際に当時通学途中に見ていたすずらんと比較するなどをすれば面白そうなどの意見が上がりました。

 

ひかり-「窓に映る自分」

窓とはなんなのか、どこからどこまでが窓なのか、という根本について考えてきました。今後はもう一度テーマに戻り、窓に映ることに対するイメージの分析を行うなどするそうです。

 

こぺる-「サインマップ」

引き続きキャンパス内のサイン事例収集を進めました。今後は残りのサイン事例収集を進めつつ、先行研究でキャンパス内のサインのあり方について書かれている論文を見つけたそうなので読み進めていくそう。

 

・セヴェラルネス輪読会

「セヴェラルネス・プラス(中谷礼仁著)」の第5章「自尊心の強い少年」についての理解を深めました。

都市では「更新」と「転用」が繰り返されて様々なものが保存されています。

メンテナンスのサイクルによって更新され続けて残っているのが更新、システム自体の変更と再定義が行われているのが転用。

転用の例として、イタリアにあるアンフィアトロ広場があげられました。ここは円型闘技場に始まり、要塞や住宅へと転用され、今では広場として使われているそうです。

それらに加え、この章では都市のツリー的構造やセラミティスなどについて述べられており、それらに対して研究室メンバーで意見を交わしました。

 

・田園調布ランドウォーク勉強会

田園調布というのは、イギリス18世紀に生まれた「田園都市構想」が日本で初めて実装された都市。

勉強会では俯瞰図を交えながら田園調布の持つ街の特徴について学びました。

 

さぁ今週末はランドウォークです。勉強会を通して得た視野を存分に発揮しましょう!

2019年度 春学期研究会第9回

2019年度 春学期第9回の研究会が行われました。

 

・新規生課題「SFCマップ」進捗発表

せいや-「地下マップ」

埼玉県春日部市にある地下神殿に行ってきたそうです。その地下神殿の上(地上)には公園があり、時折スケートボードで滑る音や野球の音などが聞こえてくるそうです。そこで得た経験をマップに落として行く作業が楽しみです。

 

けいご-「影マップ」

2m四方でキャンパスをグリッド表示し、影の濃さなどをプロットしました。最大6個の影が見られるそうです。今後はどのような影だと(影がいくつあると)自分がどのように感じるかなどを考え詰めていきます。

 

こうだい-「毎日マップ」

毎日マップを書き続けているこうだい。現在64日目。今までに書いた地図を比べてみるといくつかのフェーズに分かれていて、それぞれに特徴が見られたそうです。

 

・セヴェラルネス輪読会

「セヴェラルネス・プラス(中谷礼仁著)」の第4章「ピラネージ・都市の人間」についての理解を深めました。

“歩き回る人間は、計画されたヴィスタを感知しうると同時に、すぐさま視点を変え、ズレ始めたその構成要素の中から、まさに歩き回ることで計画者が生み出し得なかった新しいヴィスタを、大きなスケールからごく小さいスケールに至るまで獲得できるのである。都市とそれを体験する人間との間にはいくつもの焦点が断続的に継起し、存在する。”[都市の人間より引用]

 

この一節を読んで、ランドウォークで実際に土地を自分の足で歩いたり、他メンバーのランドウォークノートを読んで様々な視点を獲得する、石川初研究室の活動に少し似ていると感じました。

 

・卒プロ相談会

源-「現代における”侘び寂び的景観”を探る」

侘び寂びに代表される[インフォーマリティを愛でる]という文化が、新たな形をして現代の何気ない日常にも姿を現しているのではないか。そこで、現代の日本の街に存在するいわゆる「侘び寂び」的な景観を探し出し、分析をすることで現代における侘び寂びとして再定義することを目的としています。

 

ゆうたろう-「風景のレイヤーとしての音楽」

映画音楽は、効果音やBGMなど、レイヤー的に捉えることができる。遠景・中景・近景・触景に分割し、環境音楽を捉え直すことでランドスケープ的に音楽を分析することを目的としています。

2019年度 春学期研究会第8回

ついに梅雨入り。さて、今期第8回目の研究室のスタートです。


SFCマップのブラッシュアップ
毎度恒例、SFCマップの進捗状況の発表を行いました。

ひかり「窓はときどき「鏡」になる」
・自分の中にある地図のイメージからの脱却。地図に描かれている壁とは何か。自分が窓に映る姿から、考察してくれました。

りな「高さの上下マップ」
・キャンパス内での行動ログと高さ移動についてのマップ。現在、3Dプリンターを使った地図を作成中です。

コペル「サインマップ」
・SFC中のサインを収集中。前回の発表を経て、自分が気になっているサインやサインの痕跡にまつわる話をしてくれました。ゴミ箱に興味が出てきた様子。

なの「色マップ」
・次々と色の名前が登場しています。色と模様の間にある新しい概念が生まれてきたみたい。

ゆり「自分の被服ログ」
・会う人によって、行く場所によって、洋服の系統が変化している。服を着ることとは何か。もっと根源的な部分から衣服と自分の間にある関係について見つめていく。

メンバーそれぞれのテーマにまつわる地図への考察がだんだんと深まってきました。最終の成果物がとても楽しみです。

世界の風景(真)

バックパックを担いで旅したタイの思い出を語ってくれました。電車の優先席にまつわるエピソードが面白かった。(タイでは僧侶さんもお年寄りや妊婦さん同様に、優先席の対象なんだとか!)東南アジア独特の熱気は、旅への欲求をそそられるものでした。

各プロジェクトの進捗報告

すでに動き出しているプロジェクトについて、進捗状況の報告がありました。大宮LW、慶應幼稚舎復活の森プロジェクト、水沢。頑張りましょう!

セヴェラルネス輪読会
今回は、第3章~建築職人ウィトルウィルス~について。本当の意味での強い技術とは、弱い技術とは何だろうか。メンバーそれぞれの体験を交えて、活発な議論が行われました。

・・・

LWの次回開催場所は、田園調布に決定。ついに春学期も折り返しです。気を抜かず、愚直に丁寧に。。。

2019年度 春学期研究会第7回

SFCマップのブラッシュアップ
毎研究会で行っている新規生課題「SFCマップ」のブラッシュアップ。今回は5人が発表しました。

SFCマップのブラッシュアップ(5/27-1)
SFCマップのブラッシュアップ(5/27)

真「トレーニング場としてのキャンパス」
・前回の公表を踏まえ、キャンパス内の様々な場所を筋トレをする場所として見立てていました。「加重」、「自重」、「マシン」の3つに分け、筋トレの機械を写真に収めてきました。

ひかる「停まる、交差する」
前回は「停まる」とは何かについて考えていたひかる。ログを取るだけでなく、その場の感情もマップに落とし込みたいと話していた。

よう「地面への視線」
前回まで道のどこを歩いているのか考えていた、よう。今回は道にでる障壁から、SFCで座ったことのある場所を収集してきたそう。

けいご「影マップ」
影が取れる数を色の濃さと比例させてマップに出力したけいご。どこで切り分けているか分からないので、マス目状にして収集することをアドバイスとして受けていた。

孔大「毎日地図」
前回の発表から、言葉を書かずに描くことを始めたこうだい。今度は毎日地図に加えて「音」に着目することに。レコーダを持ち、それで音を収集し始めたという。

世界の風景「パリ」

日本と大きく異なるパリの街並みを説明している
日本と大きく異なるパリの街並み

毎週誰かが世界や日本各地の建築やランドスケープを紹介するコーナー。今回は昔に在住していたフランスのパリについて紹介してくれました。パリ市は20の行政区を持ち、そのそれぞれが魅せる表情が違うというのが特徴。りなが住んでいた地区を中心に、紹介してくれたパリならではの街並みやエクスペリエンスは、日本と大きな違いがあり非常に興味深いものでした。

セヴェラルネス読書会:第二章ペリカン島戦記

「セヴェラルネス・プラス(中谷礼仁著)」を読み、理解を深めるこの読書会。今回は第2章をかとりなさんのガイドにより読み進めた。第二章では「事物の歴史」についてを中心に、絵本「ちいさいおうち」や「ペリカン島(アルカトラズ島)と呼ばれるサンフランシスコの島において、1969年後半から起きたインディアンの占拠」についてなどを例に、事物の変化を主軸においたその歴史についての説明がなされた。

卒業プロジェクト相談会

卒プロ相談会-はるこさんが話している様子。
卒プロ相談会

はるこさん
「セキュリティのない無人販売はなぜ成立するのか。なぜ、農家の人は無人販売を続けるのか。」ということを種に「利益では測れない、ものが成立させているのではないか。」という仮説を立て、無人販売についての卒業プロジェクトを進めているはるこさん。「本当に明らかにしたいこととか、考えない方がいいんじゃないか。無人販売から何が出てくるかわかんないから、まず向き合ったほうがいい。」といったはじめさんのアドバイスを受けていました。

こてさん

母親を外部にどう位置付けるかをテーマに卒業プロジェクトを進めているこてさん。毎日、母親について動画、録音ノートなどでアウトプットしている。それに加え、親戚、同級生やお世話になった診療所の先生などともコンタクトをとっており、これから会う人もいるそう。

2019年度 春学期研究会第6回

ドローイング合宿も無事終了。おいしいカレーライスをみんなで囲んで、ひたすらペンを走らせる時間はとても良かったなあ。

先週末、ドローイング合宿の様子をちらり

さて、今期第6回目の研究会のスタートです。


SFCマップのブラッシュアップ

はじめに、新規性マップの進捗状況から。今回は5名が発表してくれました。

ゆり「自分の被服ログ」
・キャンパスにおける自分の洋服を記録している。思った以上に、自分の曜日への意識が服装へ現れていることが驚き。講評を踏まえ、服を選んでいる時の自分の状態なども記録していくそう。

りな「高さの上下マップ」
・階段に注目をしてみた。針金を使って、自分の移動経路を三次元で表現してみたそう。はじめさんからのアドバイス、時間軸をどうやって組み込むかが今後の課題のようです。

なの「色マップ」
・諭吉像の周りに生えてる木を、ナノ独自の目線でネーミング。「小金井公園の遊具」色、「しいたけの菌床」色・・・など。より、ナノにしか分からないような表現で、色彩を表せたら面白くなりそうです。

ひかり「窓はときどき「鏡」になるマップ」
・オメガ館に絞って、徹底的に窓を調べてみたそう。と同時に、その時の条件や照度も記録。引き続き、キャンパスの他の場所も調査していくそう。

きぶし「地下を妄想するマップ」
・自分の地下への妄想に納得がいっていない様子。地下プロになるということで、メンバーやはじめさんから地下情報を集めていました。近日中に「首都圏外郭放水路」へ訪問予定です。

コペル「サインマップ」
・前回のスケジュール通り、ひたすら目に見えるサインを収集中。意識的に収集と分析を分けずに、同時進行で進んでいくのが良いのでは、サインの痕跡も面白そう、という意見もありました。

世界の風景(源)

バックパックを背負って、世界を旅するのが大好きな源。トルコを皮切りに、コーカサス三国を周遊した旅の思い出を話してくれました。なかなか馴染みのない国とだけあって、メンバーのみんなも興味津々な様子。やっぱり現地を見てきた人の話は面白いです。次回は、パリ生まれ幼少期を現地で過ごしたりなが、当時の記憶を語ってくれます。

はじめさんタイム 「モールの風景」について

これはショッピングモールから考えた「庭・オアシス・ユートピア」についてのお話。モールの空調によって擬似的に生み出された熱帯、そこへ局所的に水をやることで観葉植物を栽培している様子は、オアシス構造と同じではないのか。ジャカルタにおけるモールの風景を例えに、現代への示唆はとても興味深いものでした。

・・・

さて、次週で春学期も折り返しです。(早い!)

2019年度 春学期研究会第5回

5月も中旬に近づき、「初夏」という単語が似合う季節になりました。研究会の行われるドコモハウスも心地よい風が吹き、みんなも春の装いから薄着へ。そんな今期第5回目の研究会。


SFCマップのブラッシュアップ

発表をみんなで取り囲む
そろそろマップの方向性が定まってきたかな?

毎研究会で行っている新規生課題「SFCマップ」のブラッシュアップ。今回は5人が発表しました。

孔大「毎日地図」
・GWを乗り越え29日連続で地図を描きつづけている、孔大。地図よりも日記化しているそう。はじめさんからの講評を踏まえ、「自分らしさ」を除き、文字なしで地図を描いていくそう。

ひかる「通過する、停まる、交差する」
複数のアプリと手書きで自分の行動ログを取っている、ひかる。タイトルの「通過する」の単位が揃っていないことや、「停まる」ということという疑念を覚え始めたそう。はじめさんから表現方法として「時間地理学」を参考にしたらどうかという提案もありました。

啓悟「影」
・自分と等身大の影はどこにできるのか。そのコンセプトのもとに影の長さを場所ごとに測ってきた、けいご。初さんからは、影を集めても照明の分布図になるので、それ以上のことを考えても良いと思うというアドバイスを受けていました。

真「筋トレとSFC」
今回の発表では、階段の数とスロープの歩行時間を地図上にプロットしてきた、真。
階段の幅の違いに注目したり、消費カロリー計算からSFCがエクササイズ的な歩行に適していることを発表した。講評を通じ、先輩方から様々なフィードバックを得ていました。

よう「自分のログ」
・自分の移動ログをトレーシングペーパーをに描いてきた、よう。「この道は急いでいる」などの移動傾向が見えてきたそう。今後は視点を絞りもっと詳細なログを取っていきたいそう。


セヴェラルネス読書会

先週に引き続き、「セヴェラルネス・プラス(中谷礼仁著)」を読み、理解するこの読書会。「セヴェラルネス的思考」とはどういうことか。「建設過程という序列以外のセヴェラルネス」とは何のことをさしているのか。この2点を論点で第1章へ考えたことを交換し合いました。

「2.4.6.8,10,12」の次は等差数列の14ではなく、27の群数列かもしれない。という数列の問題を例にとり、次に起こる出来事によって事物の存在が刷新していく、そしてそれを「京都・桂離宮をおとづれた建築家3人それぞれの印象や体験」の例を交え話されています。

そういった話をもとに、研究会での「セヴェラルネス的思考」についてなど様々なアウトプットがなされました。


世界の風景(中国・長沙)

エイミーさんの長沙についての発表
さすが中国といった声が上がる。長沙にいってみたくなりました。

ゴールデンウィーク中に初さんから提案のあったこのコーナー。今まで行った頃のある地域のアートフェスや建築、ランドスケープを研究会の中で共有する。という趣旨で今回は中国の留学生のエイミーさんに、地元「中国・長沙」の紹介をしてくれました。ここ数十年、発展が目覚ましい中国。特に毛沢東などの革命家が生まれた長沙は、それを記念した公園などもあり、見るもの全てが迫力大。一度行ってみたくなる発表でした。

そうだ、長沙行こう。


卒業プロジェクト相談会

でんしゃさんの駅の要素イラスト
今回の卒プロ相談会は、「駅に表れるそれぞれの鉄道会社っぽさ」を研究している、でんしゃさん。今回は3駅を対象に、構成する要素を抜き出してイラストにして発表してくれました。

今後は文献などをもとに、アンケートを含め調査・研究方法を検討するそうです。


はじめさんタイム「配植:ドローイング」

はじめさんのレクチャーをみんなで囲む。
配植した絵
こんな感じにできた。
ドローイング後
できた絵を壁に貼ってみんなで眺める

「ドローイング合宿」を今週末に控え、今回のはじめさんタイムでは木をどのように植えていくのかという「配植」を大きな紙にみんなで行いました。S・M・Lの三つの木を丸として描き、不等辺三角形上に並べ描いていく。このスタイルでそれぞれ「描き方」を習いました。

いよいよ今週末はドローイング合宿。みんなの技術向上に乞うご期待だ。

 

2019年度 春学期研究会第4回

今年のGWはなんと10連休。研究会のメンバーはどんな休暇を過ごしたのでしょうか。さて、令和になって初めての研究会がいよいよ始動しました。

SFCマップのブラッシュアップ

最初に、新規生課題「SFCマップ」の進捗報告が行われました。4月に行われた「各自テーマ発表」に引き続き、これまでの進展や発見したこと・見つかった課題など、各々発表をしてくれました。以下がその報告内容です。

ひかり「窓に映った自分」
・窓越しにうつる自分を収集している最中です。今後は、映り方、周囲との関係性、映った時に感じたことを1つ1つ収集していく。執拗さ。

なの「SFCの色」
・キャンパス居心地の良さには、色が重要な要素を占めている。緩和色としての緑を切り取り、SFCの地図上にプロットしました。これからは、自分だけの視点「ナノレベル」を切り口に、SFCの色に向き合います。

せいや「地下 -underground-
・見えないところが想像してみる。すると僕たちは、普段からレゴを見るように建物を眺めていることに気がついた。今後は、様々なバージョンの地下をより具体的に想像していきます。

コペルくん「SFC SIGN MAP」
・SFCには野良サインがたくさん見つかった。これからは、エリアごとにキャンパスを切り分け、計画的にサインを収集していきます。

りな「高さ」
・SFCの標高マップを作りたい。自分の移動ログから、SFCは高低差の大きなキャンパスだということがわかった。ログの結果をどう地図に落とし込んでいくのかが課題。


中谷礼仁『セヴェラルネス──事物連鎖と人間』読書会

早稲田大学・中谷先生の「セヴェラルネス──事物連鎖と人間」読書会を行いました。

– 次に来る事実が先にわかることはない。次に来る事実がより事物を複雑なレベルへ押し上げる可能性を孕んでいる。しかしながら、人間は常に、一般化し、簡単にしようとする。

数列の話から始まり、そこから桂離宮の増設が例に挙げられています。予期しなかった「次に来る事」が物の存在の印象そのものの刷新を引き起こす。事物そのものを鑑賞することはできず、両者の間には非対称性があり、順序、時間、シークエンス等が影響してしまう、という筆者の考察がとても印象的でした。

次回も引き続き、第1章を深掘りしていきます。


卒業プロジェクト相談会

世界を変えるためでなく、世界に変えられないために私は卒プロをやります。- とものさん

卒業プロジェクト「路上で即興的に場所を創作する」の経過報告が行われました。今回の主題は、「URBAN DINING」。渋谷の路上を舞台に、即興的な転用の現場をフィールドワークしてきてくれました。

そこでの発見
・通常とは異なった用途での利用のされ方 (背もたれとしてのカウンター)
・施設化の連鎖 (捨てられたレッドブルー缶灰皿)

改善点
・観察する位置
・機材の種類
・時間帯

転用というよりは、たまたまその場所に人のスケールに合う面があったということではないか。都市のコンテキストが複雑に絡み合って生まれた利用な気がする。また、その場所で何かが起こりそうという予想をもとに観察をしてしまっている。それよりも、街で多くの人が行なっている行為に対して、名前をつけてみるとか。理解しにくいものを噛み砕いていくほうが面白い考察が生まれるのではないだろうか。

先生をはじめ、研究会のメンバーからも様々なフィードバックが飛び出しました。


はじめさんタイム「ナチュラリスティックガーデンの系譜と歴史」

本日の締め、はじめさんタイムでは『FIVE SEASONS ガーデン・オブ・ピート・アウドルフ』の映像を皮切りに、これまでの庭園の歴史を振り返りました。

空間の造形を固定的に維持する日本庭園やモダンガーデン、領域や色彩を強く造形し、植物の変化は許容するボーダーガーデン、植物の年間の変化を許容し、ある領域で変化が続いていることを庭園とするナチュラリスティックガーデン、「庭園であること」や「維持管理」などの概念を揺さぶる「動いている庭」。

このように実例を横断的に見ていくことで庭の歴史の変遷を垣間見ることができ、とてもワクワクした瞬間でした。

・・・

久しぶりのSFCは夏の気配を感じます。さあ、連休明けも頑張っていきましょう。

2019年度 春学期研究会第3回

 

「ごきげんよう。これが平成最後の研究会だ。」
という初さんの掛け声で始まった、研究会第3回。


今年度スケジュールの見通し

 先週のプロジェクト紹介に引き続き、今回はそれらのプロジェクトのスケジュール確認から始まりました。主に「神山PJ(プロジェクト)」、「ベルナティオ/越後水沢PJ」、「イースト21PJ」、「慶應幼稚舎PJ」、「調布PJ」、「大宮PJ」について、今年度のスケジュールの見通しを立てました。

 初さんの説明のもと、今年から本格的に始まる慶應幼稚舎プロジェクトの現地を視察してきたお話、「神山プロジェクトがどのようにして始まったのか」や、「FAB-G」のお話、東京大学の岡部研究会と共にやっているアルゼンチンのインフォーマルコミュニティについての詳しいお話などがありました。

アルゼンチンのお話をする初さん

<ORF係、展示会係を決めました>
毎年11月に行われるORFの出展準備をする係と、研究会の展示会の準備をする係も同時に決めました。どちらも乞うご期待です。


SFCマップのブラッシュアップ

続いて新規生課題「SFCマップ」のブラッシュアップが行われました。春学期は研究会中に、自らの課題の進捗報告が行われます。今回は前回の「各自テーマ発表」に続くかたちで、一週間の進捗報告と今後の方針を話しました。以下がその報告内容です。

よう「自分勝手図法」
・ベースマップに自分が感じたキャンパスへの印象を書き込んでいく方針だそう。・行動や習慣もマップに反映されるそうです。

真「カロリー」
・先週に続き、筋トレとエクササイズの違いを発表してくれました。今後は筋トレ後の摂取カロリーに注目するそう。

啓悟「影」
・いろんな影を写真をとり、影について考えてきたそう。昼と夜の影の違いや、天気と影、影の色は地面の色によって変化する点、重なっている影などいろんな影を紹介してくれました。

ひかる「通過する、停まる、交差する」
・一週間、移動のログを手書きでかいてきた。この一週間は「通過する」に着目してきたが、来週以降は停まるの解像度をあげていくそう。

孔大「毎日地図」
・みんなに続くのか心配されている、100日間連続SFC地図描き。場所と記録をリンクした地図を書き続けてきた。今年のGWは9連休。さて今後どうなるか?

ゆり「キャンパスの場所と服装」
・地図作成に向けて、地図そのものに理解を深めている最中だそう。今回はいろんな切り口でデータ収集方法を発表してくれました。全てのデータを記録することは難しい内容であるがゆえにどうなるのか。今後に注目です。

先輩方のフィードバックをもとに、どんどんとブラッシュアップされていきます。次回は、今回しなかった新規生メンバーの半分が発表します。


はじめさんタイム

最後は「はじめさんタイム」。今回は他大学でのマッピングの作品例の共有と、ロゴマークの観察力をテーマにした軽いワークショップでした。

記憶を辿り、即席で描いたロゴを囲む

普段目にするセブンイレブンやウォルマート、スターバックスのロゴ。過去に街中でそれらのロゴをどれだけ記憶し、再現できるかについての実験を行った企業があるそう。私たちも慶應義塾のロゴと、PCで馴染み深いインテルのロゴを白紙に描き、即席の実験を行いました。

身の回りの風景に対し、私たちはよく観察しているようでしていないということに改めて気づかされた瞬間でした。

今日を機に各プロジェクトも本格始動。次の研究会は令和時代だ。

2019年度 春学期研究会第2回

2019年度春学期第2回の研究会が行われました。

まずは石川研で行われているプロジェクトの紹介と進捗報告がありました。

 

・ベルナティオ/越後水沢プロジェクト

新潟・十日町のリゾート施設のランドスケープコンサルティングや越後水沢駅の修景をするプロジェクト。

 

・千年村プロジェクト

千年以上続いている集落を「千年村」と呼び、それらの持続可能性について探っていきます。

 

・ジャカルタプロジェクト

例年ジャカルタ・チキニにて東京大学・インドネシア大学と合同で行われるワークショップ。昨年度はTactical Urban Weddingというテーマで、祝祭空間のデザイン・住環境の改善に取り組んできました。

 

・神山プロジェクト

徳島・神山町の集落で、風景のリサーチを行いながら、その集落の持続力を探るプロジェクト。

 

・貝取プロジェクト

多摩ニュータウンにあるマンション「グリーンヒル貝取」の庭を扱うプロジェクト。マンション内の緑地管理や庭と人との関係について考えていきます。

 

・大宮プロジェクト

埼玉県さいたま市大宮に多く見られる「ヘタ地(新旧の道が重なってできた不整形な土地)」の活用や、生活景についてのリサーチを行なっていきます。

 

・調布景観プロジェクト

調布の景観について市民と一緒に考えるプロジェクト。昨年は市民検討会にも参加し、小学校でのワークショップなども行いました。

 

・イースト21プロジェクト

東京都江東区にあるホテルのランドスケープデザインを行うプロジェクト。

 


続いて、新規生への課題「SFC MAP」のテーマ構想発表が行われました。

発表したテーマは以下の通りです。

 

けいご【影】

きぶし【木と建物を反転】

なの【自然の色】

ひかる【通過する、停まる、交差する。】

こうだい【毎日地図】

ゆり【キャンパスの場所と服装】

りな【色】

プペルくん【建物の色】

しん【カロリー】

ひかり【(迷い中)】

 

皆まだ発展の余地はありますが、今年も面白い作品がたくさん生まれそうで楽しみです。