2018年度 秋学期研究会第11回

秋学期第11回の研究会が行われました。

  • 風景は痕跡である

今回の即日課題のテーマは「風景は痕跡である」。今見ている風景は一時的なもので、その前後には、何らかの変化が生じています。私たちが目にしているものの全ては痕跡であるといっても過言ではありません。

また、ツールを介して発見できる痕跡もあります。GPSのログデータをマッピングすることによって、移動の痕跡が可視化される、といったものです。

今回は、「温度」という痕跡を「サーモカメラ」というツールを用いて可視化するワークを行いました。サーモカメラで可視化できる温度の要素としては、相対的な温度差と、加熱された状態から冷えていく際に経過した時間を表しています。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、子供、室内
画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、夜
  • 大宮LW振り返り

先日15日に大宮でのランドウォークを行いました。大宮駅からソニックシティを経由し、さいたま新都心方面へ進み、けやき広場までのルート。

今回のランドウォークではへた地に注目しました。土地との折り合いをつける際のスタイルや、余った場所の使い方、角の仕上げ方など、へた地を一つとってもそれぞれに特徴があり、分類による発見の可能性を感じました。

  • 合同展示会ミーティング報告

来年2月に行われる合同展示会のミーティング報告がありました。

開催期間中のスケジュール、共用フロアの使い方などの共有があり、その後実際の展示空間の使い方について話し合いました。

それぞれ係の仕事や、卒プロ・修論などここから佳境に入りますが、頑張りましょう!

2018年度 秋学期研究会第10回

秋学期第10回の研究会が行われました。

まずは、「Landscape=窓」というテーマから。

窓というのは、壁があるところに存在するものであり、外部からの情報を選択して取り入れている(明るさ、風など)。

研究会メンバーも紙を切り抜いて窓を作り、景観を切り取るワークを行いました。

人気投票1位のなぎささんの作品
人気投票同率1位のさきさんの作品


次に、神山遠征の報告を行いました。

今まで行ってきた調査の結果をもとに、より楽しく歩く・発見的に歩くための神山の地図を作成したり、神山にある倉庫で展示会をしたい、という展望を発表しました。


次に、グリーンヒル貝取プロジェクトの発表報告を行いました。

30年間住民たちの手によって緑地を維持管理してきた集合住宅を分析するにあたって、

・30年間の植栽の変遷

・維持管理に住民がどのように関わってきたか

・空間の質が住民の意識にどのように関わったか

などを中心に今後も調べて行くそうです。


最後に、展示会会場であるルデコの下見に行ったメンバーによる報告と、会場構成についての議論を行いました。

2018年度 秋学期研究会第9回

秋学期第9回の研究会が行われました。

  • ORF振り返り

先日行われたOpen Research Forum(ORF)の振り返りを行いました。「Gardens For Living」というテーマのもと、展示レイアウトを時間単位で更新していくという試みを行いました。

パネルの移動のタイミングや、説明の難しさなどの壁があった一方で、庭のコンセプトをベースにした説明ができたこと、付き添って説明をしたほうがいいものと、説明なしにとにかく呼んでもらったほうがいいものががあるという気付きがあり、展示会に向けての良い収穫になりました。

  • 藤沢SSTワークショップ報告

街の利便性とコミュニティを生かしたサービスデザインを企画するワークショップの報告がありました。住民のペルソナををベースに、フレームワークを用いて、ワークを行いました。今後、プロトタイピング、ユーザー検証を行っていくようです。

  • 展示会コンセプト

ORFでは「Gardens For Living」というテーマで行い、生きるための庭に共通するものを展示会でもテーマにしたいという話でした。前回のLANDWALK.KITに倣った名前にする、庭ができるまでのプロセスを見せるという意味で道野要素を加える、石川研のインデックスとしての庭を見せる、など様々な案が上がりました。最終的には、前回見せたツール(KIT)を用いて我々が作り上げたものを見せる、という意味合いで「庭仕事」にすることになりました。

  • 即日課題「庭は見立てである」

作庭記で度々記述があった「庭の見立て」に倣って、ドコモハウス付近に落ちているものをなにか別のものに見立てるワークを行いました。

2018年度 秋学期研究会第8回

秋学期第8回の研究会が行われました。

まずは、卒プロ相談から。


-たけさん

“「やかましい」を探る”

都心に溢れる広告や店の看板、店の中に所狭しと貼られたポップなどの、

モノや情報に溢れたものに私たちが抱く興奮について、何が興奮させているのかについての考察がありました。

突如出現型/カクテルパーティー型/縦/横/混在など、様々なジャンルに

“やかましさ”は存在するとして分類しました。

先生からは、やかましさの分類ではなく、どうしてやかましさに良し悪しが生まれるのかが気になる、などのフィードバックがありました。


-ゆいこさん

“ゲストハウスを介して都市を体験すること”

ゆいこさんがゲストハウスに居続けた事で起きた、自身の「観察者」から「当事者」の変化を当時記して居た日記や撮っていた写真などから考察しました。


次に、ORFへ向けたパネルレイアウトの最終調整を行いました。

どんな幅でどんな色の帯をつけたら効果的か・写真の色味は全体的に見てどうか、など細かくチェックを行いました。


最後に、実習「LANDSCAPE=TIME」を行いました。

【ある区切られたスペースに一本の木が立っているという情景】に新たな情報を書き入れる事で「時間」を表現する、という課題に研究会メンバーそれぞれが取り組みました。

木から枯葉が落ちている様子を表したり、その木が倒れていたり、メンバーそれぞれたくさんの時間のスケールで表現を行なっていました。

植物からはその周囲や過去の状況など、時間が見えてきます。

例えば、大人の男性がその木の横に立っているだけで、その木が10年以上そこに生育できる環境があったことを示すのです。

このように、植物の周りを取り巻く環境は複雑で様々な事情を持っていることがわかりました。