ランドウォーク:子安浜

年の瀬の12月28日、「素早く集合して速攻で観察して引き上げるランドウォーク」を横浜市の子安で実施しました。

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子安浜は近代以前から続く漁村集落が明治以降の埋立地に取り囲まれて残存する、いわば「陸封された漁村」です。浜のアクティビティが圧縮されたような水際、密集して建つ低層の建物の隙間が網目状に繋がった路地など、非常に印象的な地区でした。

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子安浜に見られる、プライベートな専有が短冊状に水際を埋めている状態は、中谷礼仁・宮本佳明らによる「先行デザイン宣言」で発表された都市のコンゲンカードにおいて、「純粋漁村」と名付けられた形式です。以下のページが参考になります。中谷研究室「先行デザイン宣言」

次回のランドウォークは年明けの1月9日、千葉ニュータウンです。
体調を整えて臨みましょう。

秋学期 第12回研究会

12月21日、2015年最後の研究会が行われました。

遠藤エクスプレスの経過報告、プロジェクト担当者より今年の千年村への参加と活動報告、そして本日のダイアグラム「2015年の自分を振り返る」「クリスマスのイメージを記号化する」などを行いました。

今後の活動予定、いくつかのプロジェクトへの参加呼びかけがありました。

また、研究会メンバー全員に、冬休み中の読書宿題が与えられました。
先生から示された課題候補図書リストから、ジャンケンで勝った人が先に選ぶ(!)という方式で、以下の図書・割当てになりました。

  • 小野良平 「公園の誕生」吉川弘文館、2003  担当 (じん、自主第2読書課題)
  • ドロレス ハイデン 「場所の力 パブリック・ヒストリーとしての都市景観」学芸出版社、2002  れな
  • 槙 文彦 他 「見えがくれする都市 江戸から東京へ」SD選書、1980  ももこ
  • 陣内秀信 「東京の空間人類学」ちくま学芸文庫、1992  なぎさ
  • 宮城俊作 「ランドスケープデザインの視座」学芸出版社、2001  ありが
  • 都市デザイン研究体 「日本の都市空間」彰国社、1968  あきまき
  • イーフー・トゥアン 「空間の経験 身体から都市へ」ちくま学芸文庫、1993 たまこ
  • 堀 淳一 「地図の科学 よい地図・わるい地図」ブルーバックス、1990  いとうしょう
  • オギュスタン・ベルク 「空間の日本文化」ちくま学芸文庫、1994 まり
  • オギュスタン・ベルク 「都市のコスモロジー 日・米・欧都市比較」講談社現代新書、1993 へいや
  • ケヴィン リンチ 「都市のイメージ」鹿島出版会、2007 ニコラス
  • エドワード・ホール 「かくれた次元」みすず書房、1970 じん
  • M・フランシス他 「庭の意味論」鹿島出版会、1996 のえ
  • チャールズ・W・ムーア他 「庭園の詩学」24.鹿島出版会、1995 まーしー
  • 鈴木博之 「庭師小川治兵衛とその時代」東京大学出版会、2013 (れな 第二自主課題)
  • 原田隆司他 「ものと人の社会学」世界思想社、2003 まな
  • 原 研哉 「RE DESIGN 日常の21世紀」朝日新聞社、2000 きよ
  • 中谷 礼仁  「セヴェラルネス+(プラス) 事物連鎖と都市・建築・人間」鹿島出版会、2011 けんと
  • 石川初 「ランドスケール・ブック 地上へのまなざし」LIXIL出版、2012 ゆーじろー、ゆいこ

レポートは年明けです。休み中、じっくり読みましょう。

秋学期 第11回研究会

2015年度11回めの研究会が開催されました。

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通学時の移動経験を記述するグループワーク「遠藤エクスプレス」の経過報告、先週のサブゼミの報告と、アースワークや環境即興アートについての発表などを行いました。また、今週より新たに聴講生を一人迎えました。

今年もいよいよ残すところあと1回になりました。最後まで気を抜かずに頑張りましょう。

サブゼミ:編集と秩序

本日は人数も少なかったため、研究室の近くの雑木林で「そこにあるものを少し動かして際立たせる即興アートワーク(アンディ・ゴールズワージーごっこ)」を実施しました。
風景の中に秩序を見出す感覚と、細部を詰める丁寧さが重要であることを実感しました。

ゲストハウス前の雑木林。
ゲストハウス前の雑木林

「穴」(吉田桃子)
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「イチョウのグリッド」(相原愛)
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「赤い境界」(貫洞聖彦)
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(稲田玲奈)
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「イモムシ」(ニコラス・ダルトン)
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「落ち葉の再会」(吉田桃子)
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「にょろにょろ」(石川初)
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「ケヤキのグラデーション」(石川初)
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東京五輪アーカイブ発表

昨日石川研は宮城大、首都大、sfcの合同プロジェクトである五輪アーカイブの発表を行いました。講師として林信行さん、大山顕さんがいらっしゃっり、大きな盛り上がりを見せました。

どの班もオリンピックに関して独自の視点でプレゼンを展開していて聞いていて面白かったです。

SFC班は似せアーカイブ、お弁当、チェキという三つの大きなテーマをもとに雑誌を作成し、結果的に講師・林信行賞をいただくことができました。

 

◆似せアーカイブ

朝日新聞社のフォトアーカイブの写真の中からいくつか写真を選定し、それらの特徴を抽出して似た服を研究会のメンバーから集め、髪型や装いを1964風にした上でキャンパス内で撮影を行ないました。

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(写真右列:朝日新聞フォトアーアイブ)

◆お弁当

SFC班は1964と現代の人をつなぐメディアとしてお弁当作りを行いました。お弁当は1964年を生きた人も現代を生きている人が共通して体験しているものです。このことから、五輪アーカイブの写真に写っている見知らぬ特定の個人にフォーカスを当て、弁当をプレゼントするという実験をしました。写真だけをみて、お弁当を届ける相手に思いを馳せ、お弁当を通じてその人に会うという試みを実行しました。

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◆チェキ

チェキは当時の現代の時代性を比較する試みを行いました。1964年のオリンピックに対して当時の人は熱狂していました。オリンピック後に金メダルの展示を行ったとことろ、たくさんの人が並んでまで金メダルを見たがりました。しかし、オリンピックに来る2020年に対して熱狂している人々をあまり目にすることはありません。肝心のオリンピックには注目が集まらないにもかかわらず、新作のiphoneが発売される3日前にはアップルストアの前に行列ができます。

そんな1964年と2020年でそれぞれ人々が熱狂の対象とするものに関する記事を書き上げ、写真と文章の内容を入れ替えてみました。ご覧の通り、iphone発売に列を作る人々に関する記事には1964年の写真を使っています。

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五輪アーカイブはとてもいい形で終わりを迎えました。石川研ではORFと五輪アーカイブが終わり一息つきたいところですが、最終発表に向けた準備や建築と植栽といった従来のプロジェクト、そして新たなプロジェクトが始動することも決まり、どうやら休んでいる暇はなさそうです。

(担当:ニコラス)

秋学期第8回研究会記録〜ORF振り返り・五輪アーカイブ〜

11月も本日で最終日となり、急に寒くなってきました。季節の変わり目に風邪をひかないように気をつけましょう。

石川研はORFが終わりほとんどのメンバーがひと段落しました。というのも、ほとんどというのは五輪アーカイブのプロジェクトメンバーは迫る今週の土曜日の発表会に向けて新たなラストスパートをかけ始めたからです。

今回の研究会ではORFを振り返り、来年に向けての課題や反省点を話し合った後に、五輪アーカイブの成果品を見ながら最後の詰めでどういったことができるかフィードバックをし合いました。

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コンテンツは当初予定していたものよりも大幅に増えたにも関わらず、どれもクオリティーが高く、自分もプロジェクトに関わりたかったなあ、とおもわず後悔しました。

完成品を早く見たい気持ちでいっぱいです!五輪アーカイブはメンバーは体調を崩さないようにこの一週間頑張って欲しいですね!
(担当:ニコラス)